カートとはいいながら、スタート直後の第一コーナーに入るころは時速150kmに達するという本気のレースです。
エンジンとタイヤは一社提供。
ゴール後はエンジンもオフィシャルのチェックがあります。
サスペンションは全くのリジッド(衝撃吸収装置が一切ありません)。
シートベルトはありますがエアバッグもありません。というか車体にそんなものがつく場所そものものがありません。
それでいてセーフティゾーンとタイヤバリアくらいしかないというものすごさ。
速度も時速150kmでしょと思うかもしれませんが、シートはほぼ地面の上10数センチ程度。体感速度は200kmを超えるそうです。
もし、真正面から保護設備以外に突っ込めばまず死傷はまぬかれません。
施術用にテントをお借りできたのですが、正直言って寒くて無理でした(笑)
二度ほどテントでやった後、スタートグリッドの真上の部屋を借りることができ、野営に近い状態から解放されました。
冷暖房完備。ベッドも組み立て式二つの持ち込み。
出張でカレー屋さんの屋台が来るので大助かり。
縁日のようなメニューがあってしかも安い。
顧客定着を期待していたのですが「仙台から来ました」というような方が多く、全日本であることを忘れていました。地元の人が滅多にいません。
それでもメカニックの方やスポンサーの方。選手に帯同して来られた方などたくさんの方と出会いました。
レースアナウンス嬢の稲野一美さんには施術ブースまで来ていただき、長年の疑問が解けたと喜んでいただけました。
個人の体調にかかわることなので内容はここではお話しできません。
こくまい指圧院の院長ブログでは基礎的なお話として記しているいくつかの項目の一つに該当したとだけ申し上げておきます。
施術を受けられる方も、力で変形させるものだと思っておられる方が多く、これ以上力を入れると頸椎横突起を損傷しかねないとお断りした例もありました。
これは施術師側にも問題がありますね。
100人いれば100通りの施術法があると言っていいほどやり方と理論が違います。
なぜか。
身体に何が起きているのかという根本的なところで理解が異なるからです。
原因に対する理解が違うのでどうやって問題を解決するかという手段も違ってきます。
ただし、理解も方法もおかしくても結果さえよければそれでいいので、結果が出ている人はあまりこだわる必要もないかとは思いますね。
説明するとき明確な誤りがあるのは困りますが。
よく出てくるのが支点力点作用点という理解です。
筋肉と骨格の関係ではこれは成り立ちません。
屈曲と言う動作が屈筋だけでは起きないのを見落としているのです。
正確に言えば屈筋と伸筋の区別はありません。
どちらの動作も同時に働かないとできないからです。
SLカートミーティングとは言いながら、いろいろと課題が見つかった施術会でした。
TOYOTA SLカートミーティング全国大会(琵琶湖スポーツランド)の施術ブースに参加
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