この体操の最大の特徴は、自己弛緩誘発動作であることです。
原理は人工心臓の世界的権威だった故・福増廣幸心臓血管外科医の考案した手技治療体系「触手療法」に従っており、指圧院設置管理責任者である國米秀明は福増廣幸医学博士から直接、6年間にわたって指導を受けています。
私は大学や日赤看護学校の非常勤講師を6年間勤めていましたが、原因不明の強い疲労がいくら休んでも回復しなくなり、知人のつてで福増博士に出会ってやっと原因が判明し、生涯を健康に過ごせる可能性が出てきました。
思い切って大学講師の職を辞し、高校の非常勤講師だけ残して指圧の国家資格を取るため、夜間の専門学校へ入りなおしました。
そして1993年の8月から1998年の1月までつごう6年間、毎週二回、先生の施術所での見学と練習、その後の午後8時から午後10までの座学で直接指導を受けました。
百まで健康教室では手技療法である触手療法と触手療法を構成する基本原理全般にわたって、自己弛緩動作を行いながら説明をしています。
緩めていく順番。なぜそこからなのか。その個所の触れ方。自己弛緩ができたらどういう変化が指の下で感じられるか。体に何が起きるか。それはどういうことなのか。
12年ほど前に百まで健康教室を始めた時とは比較にならないほど、私自身の理解が深まりました。
教室で皆さんの質問に答えるうちに、間が埋まり、それがまた次の疑問を産んでさらに深まるということを繰り返したのです。
ゴールは見えません。というかゴールはなさそうです。
確認できたことは、福増博士の発見したことは確かに事実であり、福増博士の施術を受けなくてもこの体操を丹念に毎日行っていくことでかなり高いレベルで健康が維持できると言っていいようです。
福増博士の著書は二冊ありますが、いずれも高騰しており、むりに購入しなくてもこの教室の説明で十分に代替できると確信しています。
一度、見学にお越しください。お待ちしております。
「触手療法」には福増博士が提唱される前に全く同一の呼称の「触手療法」が存在していました。今のようにネットが発達しておらず、福増廣幸博士はそれに気づくことなく、指圧のような圧には治癒能力はないという意味を込めて「触手療法」と名前を付けました。真似ているのではなくあくまでも「福増博士の触手療法」と呼称していきます。このサイトに限らず、國米秀明が特に断ることなく触手療法という時は福増博士の触手療法を指します。